と、更新の滞ったブログで言うのもなんでございますが、
こう見えてかつて、2008年〜2010年くらいの頃は
毎日、くだらないことを更新しておりました。
ちょうどブログ自体も全盛期だったように思います。
その後、SNSなどが出てきて、ブログは終わった論などもございましたが、
僕は未だにブログはインターネットで一番素晴らしいメディアだと思っております。
更新が滞ったブログで言うのもなんでございますが。
そんな2010年頃ですと、
周りでもブログを書いている友人や知人はそこそこいましてね。
皆さま書くんですが辞めていかれるんですね。
誰が見てるのか、果たして見られているのか分からず
やりがいを維持できずにやめてしまうんですね。
あるいは、アクセスログなどを見て、
今日は12人しか来ていない。
今日は30人しか来ていない。
と、嘆いては辞めていくのですね。
僕は、それは大変にもったいないことだと声を大にして言いたいんですね。
インターネットの奇跡を信じなさいと。
その僕のブログ「ロングテールの先っぽで」は、
1日100ページビューくらいの、
それこそロングテールの先っぽで細々と続けているブログでした。
ある日、こんなコメントがついたんです。
たわいもない動画紹介の記事でした。
高熱にうなされながらこの映像観ました。
なぜか、涙が止まらず。。。3ヶ月休みなく平均4時間睡眠で仕事してきたもんでついに身体にガタがきてしまい、
休みをとった矢先にこの動画。もってかれました。言われてみると政府批判、とりあえず批判しとけみたいな空気ありますが、日本人ってそもそもまじめに仕事してるんですよね。
ありがとうございました。
僕は、自分の書いた記事でこんなことが起こるのかと、
インターネットの奇跡を尚更に思いました。
誰かが何かのタイミングで、僕の記事を読み、
こんなに影響を与えることがあるのだと。
それから数ヶ月後だったか1年後くらいだったか、
僕は会社でミーティングをしていました。
当時、僕はインターネットでニュースサイトのメディア運営をしており、
何人かのライターさんと仕事をしていましたのですが、
その日ミーティングをしていたその方は
もう辞めて違う職につかれていたのですが、
久しぶりに会社で会うことになったのです。
その人が言うのです。
「城田さん、いつだったか、麻生総理の動画紹介してたじゃないですか?」
「えーっと、、」
「あの中東の和平のやつ」
「あー!はいはい、ブログあげましたね」
「あれマジで感動したんですよ
ちょうど転職して間もない頃で、結構きつくて
なんか刺さっちゃったんですよね。
高熱で見ながら涙がボロボロ出ちゃって…」
「あー!!!あのコメント●●さんだったんですか!?!?」
僕はその時、ものすごい奇跡を感じてしまいましてね。
なんて言うんでしょうか、
よく数じゃない質だとか、
とはいえ多くの人に見てもらわないと意味がないとか、
平行線みたいな議論があったりする中で、
ブログというものは、僕が感じたこの奇跡の方向で間違いがないというか、
これこそ僕らが夢見た未来のインターネッツじゃなかろうかと思うんです。
だからページビューが例え5でも
本当に誰が見てるのか分からないんです。
どんな面白いことが起こるか分からないんです。
だから続ける価値があるのだと思うのです。
ゼロでない限りな!!!!!